ありがとう キジオ君
霊苑日記にもたくさん登場し、皆様に可愛がって頂いておりました看板ネコの
「キジオ君」
が亡くなりました。
突然訪れた病気との闘いでしたが小さな体で私達の気持ちに応えようと闘病を一生懸命頑張ってくれ、最期は長年過ごした霊苑でスタッフに囲まれて過ごしました。
キジオ君に関わって下さった方々とお別れしたくさんのお花に囲まれてお空へ旅立ちました。
約10年ほど前に霊苑にやってきたキジオ君。
誰かに棄てられたのかウチに来た当初からとても人馴れしていました。
若い時は体格が良くて気も強く誰にでもケンカを売ってたので「ワルオ君」と呼ばれていました。
少しずつ性格も丸くなり晴れて「キジオ君」と改名され、ニャンコ軍団の先頭に立ち過ごしていました。
いつしかお別れに来苑されたご家族様のお部屋に入るようになり皆様から
「キジオ君、キジオ君」
可愛がっていただくようになり、わざわざオヤツやご飯を持って来て頂くほど人気者になったのです。
そんなキジオ君、不思議な能力の持ち主でお部屋に入るとご家族様の中でも一番悲しみが深い方の所に行ってお膝に乗ったり横にピッタリくっついてご家族様と一緒に過ごしていました。
そして「キジオく〜ん」と呼ぶと必ず「ニャ〜」と顔に似合わない可愛らしい声でお返事をしくれるのでかわいくて意味もなく何度も名前を呼んだりしていました。
キジオ君もだんだん年を取り、いつかはお別れの時が来ることは分かっていましたがキジオ君はいつまでも霊苑にいてくれるんじゃないかと思ってしまっており、あまりにも早く訪れたお別れに気持ちが追い付かずにいます。
霊苑に行けば今でもあの可愛い声で「ニャ〜」と鳴いてくれるような気がします。
今頃、先に旅立ったニャンコ達と虹の橋で再会しお空で楽しく過ごしてくれていることと思います。
もしかしたらまたお空でニャンコ達を取り仕切って頑張っているかもしれません。
ご家族様にはキジオ君をたくさん可愛がって頂き本当にありがとうございました。
皆様から頂いた愛情にキジオ君もお空からあの可愛い声でお礼を申しているかと思います。
スタッフ一同、心より御礼申し上げます。
キジオ君
もう病気で苦しむこともなく、いっぱい遊んで大好きなご飯やお魚をたくさん食べてね。
元気だった頃みたいにパトロール頑張るのは良いけどあまり喧嘩しちゃダメだよ。
たくさんの癒しをありがとう。
本当にありがとう。